新規事業の研究 マーケティング ロゴの重要性①

最近、お客様からロゴについてのご相談や質問をいただくことが増えてきました。ご相談の多くは、お客様の新しい事業やサービス、マーケティング計画を立ち上げるに際し、「ロゴは必要か」「どういったロゴを創るべきか」といった本質的なものです。

そこで今号より、そのようなご相談に対する筆者の見解を提示し、読者大姉大兄のご批判を仰ぎたい次第です。そもそもロゴは必要かという問いに対しては、筆者は完全にイエスと答えます。

ロゴは自社の製品やサービスを差別化し、ブランドを構築するための必要条件です。ロゴの重要性に気づいていない、あるいはわからないという人は、自社の製品やサービスを差別化する必要性を認めていないか、差別化の意味そのものがわからないのでしょう。

そういう方は往々にして下請けの仕事をしていらっしゃる方に多いのですが、いただく名刺を拝見すると、大体下のような体裁であるのがほとんどです:

株式会社山田土木工業
代表取締役 山田一郎
東京都○○区○○1-2-3
電話03-2222-0000 FAX03-2222-0001

このような名刺にはロゴは存在しません。このような名刺は会社名、自分の名前、会社の住所、電話番号、ファックス番号を記した単なる印刷物です。せいぜい、和紙などの高級紙に明朝体で印刷して体裁を整える位の装飾性を有する程度でしょう。


史上初めて商標登録されたバス社のロゴ

もちろん、仕事を普通に行う上で、この名刺で困ることはまずないでしょう。変に意識してシンボルやキャラクターを載せてみたとしても、取引先から「お、かわいいな」と冗談を言われる程度の反応しか得られないかもしれません。

さらに言うと、このケースにおいては、この会社の行う仕事が他社と十分に差別化されていないため、名刺という印刷物にそれを反映する必要がないわけです。その状態で下手に名刺に装飾を施したりすれば、要らぬ想像をされたりしてマイナスの効果を生じる可能性も出てきます。

では、例えばこの会社が自社を差別化する戦略として、自社のすべての現場で砕石エコ工法を導入した場合はどうなるでしょうか。この会社としては、自社が差別化したという事実と、そのことによる顧客へのメリット等を、何らかのかたちで顧客や見込み客へ伝達したいと考えるようになるでしょう。

そこまで深く考えない場合でも、とりあえずは砕石エコ工法を行う会社であるということを、広く一般に知らしめたいという考えや欲求は生じてくるでしょう。

そのような考えや欲求といったものを最もシンプルに、かつ効果的に伝達するための手段のひとつが「ロゴ」なのです。

つまり、ロゴとは、単に経営者やデザイナーの思いつきや創造性で「創造」されるものではなく(そういうロゴが多いのも事実ですが)、自社の製品やサービスの特性、会社理念・哲学、ミッションといったものを集約的に盛り込んだコミュニケーションシンボルである、と考えるのが妥当であると思われます。

(ロゴの重要性②へ続く)

 

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