先日、私のクライアントさんと話をしていて、最近経営のプレッシャーから精神的に相当参っていて大変だというお話をうかがいました。普段は精力的に仕事をこなし、いくつもの新規事業を立ち上げてこられた実力派の経営者なのですが、外から見える印象とは裏腹に、精神的に苦しい部分を抱えておられます。

経営者という仕事は、はっきり言って相当の重圧がかかる大変な仕事です。資金的、経済的なプレッシャーは半端ではなく、経営が上調子の時はまだいいのですが、下降面に陥ったりすると、そのプレッシャーは正に重圧となって経営者の双肩にのしかかってきます。特に資金繰りの重圧は非常に厳しいもので、世の多くの経営者はこうした重圧と日々闘っておられます。

経営者が受ける経営の重圧に対して、何を持って対抗すべきでしょうか?難しい問題ですが、私は、まずは手元のキャッシュを増加させることが最低限必要だと思います。経営のプレッシャーの大半は資金繰りの悩みから来るので、資金繰りを安定させることで経営者の精神を安定させるというロジックです。しかし、これは言うは易し行うは難しの典型例で、多くの経営者にとっては「それが出来れば苦労しない。それが出来ないから困っているんだ」というところが実際でしょう。

以上に対する金科玉条的なアドバイスは思い浮かびませんが、小生なりに考えた結論として、最終的にはすべてを失っても問題ないとする無の境地に至るしかないのかと思います。

結局、現在および未来の経済基盤を失いたくない、地位を失いたくない、家族や友人を失いたくない、プライドや面子を保ちたい、といったマインドが、経営者として失敗することを恐れる基礎要素となっている部分が少なくないと思います。

逆に、失うものが少ない、ないといった経営者は、ある意味非常に強いポジションにいると思います。

日々プレッシャーと戦っておられる経営者の皆様には、私の好きな次の松下幸之助の言葉を送りたいと思います。

「よく会合などで、笑い話にお前、事業に、失敗したらどうするかと言われることがあるが、私は,仮に事業に失敗しても恥ずかしいと思ってはいけないと考えている。また元の一から喜んでうどん屋でも開く。そして30円のきつねうどんを心を込めてつくってやろうと思う。

食べておくなはれ、どうです。おいしおまっしゃろ」と、楽しんでやれる心境を持っていなければいかんと思う。もし、うそやと思ったら、うどんを私に作らせてみたまえ、結構、美味しいうどんをつくる自信が私にはいつもある」

松下幸之助

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