日経新聞オンライン版が、大阪大学が大学発ベンチャーに投資するベンチャーキャピタルを設立すると報じています。

大阪大は7月をめどに、大学発のベンチャー企業に投資する全額出資のベンチャーキャピタル(VC)を設立する。研究成果の活用が狙い。国立大学のVC設立は、産業競争力強化法の施行により、4月に解禁された。現在、政府と最終調整を進めており、設立が認定されれば国内初のケースとなる。

 政府は国立大学の研究成果の事業化を成長戦略の一つとして後押ししており、他の有力国立大学も追随しそうだ。

 阪大は25日、文部科学省と経済産業省にVCの設立を申請する見通し。両省がそれぞれ事業計画を審議し、7月中にも認定される公算が大きい。

 VCは、国から受け取っている166億円の出資金の一部を活用し、民間の金融機関からも出資を募る。当初設定するファンドは、最大で100億円規模を見込んでおり、現段階では事業期間は15年間を想定する。

 メガバンクや民間VC出身者、公認会計士などの専門人材を集める方針。強みとする再生医療や創薬などバイオ分野やIT(情報技術)、製造業など数十件の投資候補案件を選んでおり、研究者や学生の起業も後押しする。大企業との共同研究成果の事業化にも資金面で協力する。

引用元日経新聞オンライン版

前に何度も書きましたが、日本で起業する人が増えないのは、起業するリスクが高い一方、リターンが絶望的に低いからです。ベンチャーキャピタルをいくら設立したところで、その根本的な問題が解決されない限り、起業するケースが増えることはありません。

それにしても、日本のベンチャー支援策なんてのは、この手の本末転倒的なことを10年毎に繰り返しているんですよね。私も某大学発ベンチャーの投資先発掘支援の仕事を大分前にやったことがありますが、その時も組成された金額の5%位しか投資できなくて関係者が青くなっていましたね。

とにかく日本のベンチャー市場はかのセコイヤ・キャピタルが早々に撤退したことが象徴するように、投資家にとってはほとんど不毛の地なのです。

起業する→お金が集まる→事業が成長する→IPOして関係者一同大儲けする

を実現させる環境が整わないと、日本でベンチャー投資がアメリカ並みに盛んになることはまずないと、あえて断言しておきます。

 

メルマガ購読・解除 ID: 1631236
「新規事業の研究」メルマガ



バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ

 

(ブログランキングへのご協力をお願いいたします↓)

にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ