新規事業のアイデア コバンザメ商法④

主体の戦略的優位性や成長性を前提とするコバンザメ戦略を「ポジティブなコバンザメ戦略」とした場合、その戦略の実現に重要なのは主体の戦略的優位性や成長性です。

自然界の本物のコバンザメが、くっつくサメやクジラといった主体の健康やサバイバル率に完全に依存するのと同様に、コバンザメ商法を展開する場合は、くっつく主体のビジネスそのものの将来性が非常に重要になってくるわけです。

言うまでもありませんが、この点の見極めが出来るか否かがポジティブなコバンザメ戦略を展開する際のポイントです。もっと言うと、そもそもそのようなビジネスの存在そのものを敏感にキャッチ出来ることが成功の条件になりそうです。

前に、新規事業を成功させる経営者の資質として、情報収集能力に長けているということを書きましたが、今回においても同様にそれがあてはまると思われます。成長性が見込める、将来性の高いビジネスを発掘出来る能力、ベンチャーキャピタルの世界でいうシード・ファインディングの能力が求められることは間違いないでしょう。

私が翻訳した「インバウンド・マーケティング」の著者、ブライアン・ハリガンさんとダーメッシュ・シャアさんは、インバウンド・マーケティングのソフトウェア開発会社ハブスポットを共同で創業しました。このハブスポット社は、いうなればグーグルという巨大なサメにコバンザメとしてくっつくことにより非常な成長を獲得している会社です。グーグルが成長すればするほど、ハブスポットは共に成長の恩恵にあずかれるのです。

グーグル以外にも、フェイスブック、ツイッター、そして最近ではピンタレストといった有望な主体にくっつき、インバウンド・マーケティングの可能性を広げています。コバンザメとして七変化しながら自らのビジネスを拡大し続けています。

グーグルやフェイスブック程に巨大ではなくても、これから成長を見込めるビジネスはまだまだ存在しています。先日京大の山中教授がノーベル賞を受賞されましたが、その周辺には有象無象のビジネスシードが既に存在しています。これはあくまでもシンボリックな例ですが、そうしたシードにくっつき、共に成長するポジティブなコバンザメ戦略は今からでも十分採用できると私は考えています。

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