主体の戦略的欠陥を前提とするコバンザメ戦略を「ネガティブなコバンザメ戦略」とすることができそうな一方、主体の戦略的優位性を前提とするコバンザメ戦略を「ポジティブなコバンザメ戦略」とすることもできそうです。

ネットショップ「ECカレント」を運営する株式会社ストリームという会社があります。この会社はもともと中国へパソコンを輸出する目的で1999年に立ち上げられたのですが、2000年よりネットでの家電無店舗販売を開始し、急成長を始めます。その急成長の源になったのが、1997年に槇野光昭氏が創業したカカクコムです。

カカクコムはパソコン機器メーカーの営業マンだった槇野氏が、パソコン機器の秋葉原の店頭価格の情報差に対するニーズから発案したビジネスで、ネットを使って消費者に店頭価格情報を配信するサービスです。カカクコムはネットの普及と相まって飛躍的に成長し、2003年には東証マザーズへ株式公開を果たします。

ECカレントは、カカクコムに早くから連携し、多くの商材において最安値を提供、消費者の支持を集めました。もともと無店舗販売で運営されていたECカレントはローコストオペレーションを武器に激安戦略を徹底し、カカクコムの成長とともに自らも成長させます。2007年には自身も東証マザーズへの株式公開を果たします。

カカクコムの成長と連動して自ら成長していったECカレンントは、カカクコムという新しい業態のビジネスに最適調和的に自らを機能させて自身も成長に預かった好例であると言えます。特に高い成長性が見込めるビジネスにこのような形で連動できると主体と共に大きく成長出来る可能性が生じます。ECカレントのケースは、主体にポジティブにくっついて共に成長する、ハッピーなコバンザメ商法であると言えるでしょう。

(続く)

 

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