新規事業の種の研究 S工業の事例②

Xシステムはアメリカで開発され、広く普及が進みました。Xシステムの仕組みはシンプルで、コンクリートを打った直後にデザインパターンを判子を押すようにして押し込み、デザインしてゆくものです。パターンは石畳調、レンガ風、敷石風といった様々なタイプが用意され、また、色も豊富な組み合わせから選ぶことができます。

日本におけるXシステムはおよそ15年ほど前に、東京の外構工事会社が初めてアメリカから輸入したのが最初です。アメリカでは当時、Xシステムの専門会社が複数あり、いずれもそれなりの規模に達していました。その東京の外構会社、ここでは仮にH株式会社としておきますが、は、そうしたアメリカのXシステムの大手企業の一社と手を組み、その会社の製品を日本へ輸入してビジネスを始めたのです。

S工業の二代目、当時は営業部長であったSさんは早くからこのXシステムの話を耳にし、S工業の新規事業とするべくH株式会社に接触、同社の提携施行会社となります。S工業はこの新しいXシステムの施行会社としてH株式会社とともに市場を拡大させ、Xシステムを日本へ浸透させて行きます。

Xシステムの市場は静かに、しかし確実に成長をはじめ、やがて一定の規模に達するまでになります。やがて次第にH株式会社以外にも同様の仕組みをアメリカやオーストラリアから輸入して立ち上げる競合会社も複数現れ、H株式会社とS工業にとってのライバルとなります。それでも、Xシステムの市場はさらに拡大を続け、日本の外構工事の現場での知名度を高めてゆきます。

(続く)

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