現在、ある方とシンクタンクのような研究所を立ち上げる準備を進めています。

その打ち合わせの中で、現在進行中の3Dプリンターブームにおいては、いったい誰がどのようにして儲けるのだろうかという話題になりました。

3Dプリンターのメーカーをはじめ、3Dプリンターを使って何らかのモノをつくる会社、出力サービス会社、3Dモデリング代行会社、ハッカースペース、マーケットプレース、教育関連会社等々。

今のところアメリカを中心に3Dプリンターブームは進んでいますが、実際のところ、非常な成功をおさめたというケースはまだまだ少数です。

話の最中、私はふと、1848年にアメリカの西海岸で興ったゴールドラッシュのことを連想しました。

ゴールドラッシュとは、カリフォルニア北部を流れるアメリカ川で、ジェームズ・マーシャルと言う人が川底から砂金を発見したことに端を発する、アメリカ史上最大規模の一攫千金ムーブメントです。

当時、アメリカ大陸の辺境にすぎなかったカリフォルニアは、この砂金発見のニュースで突如注目され、全米から金(ゴールド)を求めての集団大移動が起こりました。

人々は川底をさらい、岩盤を打ち砕き、必死に金を求めました。実際、見事に金塊を発見して財をなす人々が続出しました。

しかし、ゴールドラッシュで巨富を築いたのは、そうしたゴールドラッシャー達ではなく、彼らにサービスなり商品なりを提供した人達でした。

リーバイ・ストラウスと言う人は、ゴールドラッシャー達が使う丈夫なズボンを発案し、大量に販売して巨富を築きました。有名なリーバイスジーンズの話です。

リーランド・スタンフォードと言う人は、同様にゴールドラッシャー達へ日用品を販売して巨富を築きました。やがて、スタンフォードは全米を縦断する鉄道事業で更なる富を得ました。

ヘンリー・ウェルズとウィリアムズ・ファーゴの二人は、金で儲けたゴールドラッシャー達のおカネを預かる銀行を設立し、巨富を築きました。二人の銀行は今では全米有数のメガバンク、ウェルズ・ファーゴ銀行として君臨しています。

現在進行中の、そしてそろそろ日本でも始まるであろう3Dプリンターブームは、さながらゴールドラッシュのような様相を呈してくると予想しますが、その中で巨富を築くのは、ゴールドラッシュの時と同様、渦中にいる当事者達ではなく、彼らに何らかのサービスや商品を提供する人達なのだろうと、ほとんど空想のように、考えたのでした。




(金を求めて川底をさらうゴールドラッシャー達)


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