大分前に漏れは『「アメイジング・グレイス」という歌の話』というコラムを書き、かつその歌の歌詞を翻訳してネットにアップした。ところが、最近漏れのホームページに「アメイジンググレイス 歌詞」というキーワードで訪れる人がものすごく増えていて、あらためてこの歌の日本での高い人気を知ることとなった。

ちょっと前に何かの拍子でアメリカ人の好きな讃美歌がランキングされているサイトを見つけた事があったが、そこでもこのアメイジング・グレイスという歌が二位にランキングされていた。当然、この国を生んだイギリスや、その周辺国でも歌われていて、アイルランドの人気女性ユニット、ケルティック・ウーマンもこの歌を大変ドラマチックに歌い上げている。

ところで、日本人の好きな別の讃美歌のひとつとして「いつくしみ深き」が挙げられる。結婚式で聖歌隊が歌うのを聞いたり、あるいは教会付属の幼稚園で歌った事があるという人も少なくないであろう。ちょっと前に放送された堀北真希主演ドラマの「イノセント・ラヴ」で使われていたのを覚えておられる方も多いと思う。

この「いつくしみ深き」という讃美歌の原題は"What A Friend We Have In Jesus"で、アイルランド出身のカナダ人牧師ジョセフ・スクライヴェンが1855年に創った詩にアメリカ人弁護士チャールズ・コンバースが作曲したものである。弁護士が讃美歌を作曲するというのも珍しい話だが、コンバースはドイツで作曲法を勉強し、帰国して弁護士活動を行う傍ら讃美歌やカンタータ等の宗教曲を作曲した。多分相当熱心なクリスチャンであったと想像される。

話は飛ぶが、ウルトラセブンの主題歌を作曲した冬木透氏も「ガリラヤの風かおる丘で」という実に素晴らしい讃美歌を作曲している。このきれいなメロディーの讃美歌も、現在全国の教会で歌われている。

「いつくしみ深き」は、最初にスクライヴェンが"What A Friend We Have In Jesus"という詩を書いたことが誕生のきっかけだが、その感動的な詩はスクライヴェン自身の壮絶な人生がベースとなっている。スクライヴェンは婚約者を二度も事故で失うという悲劇的な人生の中でこの詩を書きあげたと言われている。

(続く)

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Column "Hitorigoto"

「いつくしみ深き」という讃美歌の話 Part1